KIDJYOSYOのブログ

書きたい事、書きたいだけ。

覚醒。

どうもこんにちは。

 

KIDです。

 

本日の題名「覚醒」

 

今考えると、あれが覚醒した瞬間だったのかも知れない。

 

私は幼少期から小学生くらいまでは、関東の方に住んでいた。

いわゆる転勤族ってやつだ。

中学生が三校もありもちろん幼馴染もいない。

 

小学校5年生の時ぐらいだったか定かでは無いが、祖父が死去した。

その為に、九州の田舎へ葬式に急遽行くことになった。

最初は学校は休めるは、飛行機乗れるわで浮かれていた。

 

祖父は突然死だった。

 

家の外にある倉庫の整理中にはしごから転落して強く頭を打ち

そこから帰らぬ人になったそうだ。

 

厳格な祖父とは関東に私たち家族が住んでたこともあり大した思い出もなく。むしろ会話さえしたことないという間柄だった。

 

葬儀の夜私達は、二階の小さな祖父の寝室兼趣味部屋のような場所で

いとこと7人で寝ていたその部屋には小さな小窓がついておりその日は冬ということもありしっかりと鍵も閉めていた。

 

午前2時私達子供たちは、寝静まり大人達は交代で寝ずの晩を過ごしていた。

 

その時二階の窓が「ガラガラ」と開く音がして大人達は一斉に顔を見合わせたとの事。

 

まさか子供達が開けるわけはないし、起きてるはずもない。

ましてや、長年開閉もしておらず非常に開けにくい状況になっている。

 

大人達は、一斉に泥棒かと思い、バットや棒のようなものを持って二階に駆け出した。

 

しかし、そこには七人の孫の寝顔と、しっかり閉まった窓があったとの事。

その晩は、大人達はその不思議な現象の話でもちきりだっという。

 

そのあと祖母曰く49日過ぎるまでは窓の音、天井が何者かに蹴られて音がするなどの

不思議な現象が続いたとの事。

 

今考えると、これが私が最初に経験した、不思議な現象だった。

 

その夜、私は、祖父が孫の顔をひと目最後に見に来ていた。自然とそう感じていた。

心から理解できた。

 

 この夜の出来事は今だにはっきりと覚えている。

今考えるとこれが始まりだったのかも知れない・・・今思い返すとそう思う。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。